写真1.液体燃料プール火炎の火炎写真

タンク火炎に代表される液面燃焼をプール火炎という.プール火炎の火炎構造はそのスケールによって層流拡散火炎から乱流拡散火炎へと遷移する.写真は容器径50cmの灯油のプール火炎で,火炎基部(容器に近い位置)で火炎面が波状となり乱流火炎に遷移する様子が分かる.

 

写真2.レーザシート トモグラフィによる火炎診断

火炎に水平にレーザシートを照射すると火炎面に生成する煤粒子によってレーザ光が散乱し火炎面の輪郭が観察される.レーザシートの位置をいろいろ変えることにより,それぞれの位置での火炎断面形状が容易に測定できる.これより複雑に変化する火炎の反応帯面積の診断が可能である.